当方は「アメリカ」という単語を非常に好んで使う。だが、これは人に非常に嫌がられる。といっても、アメリカが嫌いな訳でもないし、好きな訳でも無い。
例えばニュースなんかを眺めていると「米連邦地裁では」などと書かれていたりする。 なぜテレビのニュースのように「アメリカ連邦地裁」と書かないのかと考えてみると非常に簡単な事で、アメリカという言葉が70年代のポパイ(雑誌)文化などを彷彿させるような気がするからだ。
また、希に着ている服のブランドを聞かれたりするが、その際に「ん、これ、ああアメリカ。メイドインアメリカ」というと、「ふーん、メイドインUSAなんだ」と言われたりもする。まぁ、別に気に入った服ならば国もブランドも関係ないが。
そんでもって、今当方がやろうとしている「企画」というか、「連邦」、「BLOG」、「あともう一個(これは近日中に公開)」にはUSアーミーのフィギアが使われる。 いや、あえて言おう、「アメリカ軍人のフィギアが使用される」。あ、ついでに書いておくと、俺フィギア買ったの初めてだから。
んでまあ、たまに旅行なんて話が出たりする時もある。大抵は流行の韓国や、ちょっと変った国、「エジプトに行って、スフィンクスもピラミッドも、砂漠もらくだにも乗らないで帰ってくる」とか、タイに行ってチュパカブラを探してくるとか、普通にヨーロッパ方面の旅行に行きたいとか、まあ色々言われるが、個人的にはあまり旅行に行く時間は無いし、今の状態で突如海外にバッくれたら、現在書いている本の担当者「三名」が怒り狂い、我が家の扉はベルリンの壁崩壊前のペイントのように、悪口が書かれまくるだろう。一人はイラストレータなので気合いの入ったものだと思われるが。
「アメリカ大好き」
この言葉はヘボい。「アメリカに旅行に行きたい」とか「ニューヨークを一度見てみたい」とか、「ワシントンのあのひくい建物だけれども、バランスの取れた街を見たい」とか「アトランタでコカコーラの工場を見たい」とか、「アラスカでオーロラをみたい」なんてのは旅行の理由としては良い感じだ。
だが、なんでアメリカに行きたいの?
と、問われたときに「アメリカ大好きー」と言ってしまえば、大抵相手は「こいつ、IQ低いんじゃないか?」と似たような判断をする。例えば無視とか、「はぁ?」とか。つか、全員しやがった。
という訳で、当方はアメリカ大好き日本人で、アメリカに行く気はないけど、USAとか米なんてのではなく、今後「アメリカ」という単語を全面的に使い倒していきたいと思う。
「コリアン」とか「韓流」とかそんなオシャレっぽい単語ではなく「アメリカ」。
そんなアメリカの象徴「アンクルサム」は、「戦争」が発生するとアメリカ国内にペタペタ貼られる「お前、何時の時代の人間だよ」という感じのナイスガイ。
ナイスガイだが、俺の知りうる限りアメリカ人で「シルクハット」をかぶっている人は、「リンカーン」、「スラッシュ(元ガンズ 現在ベルベットリボルバー)」、「アンクルサム」くらいだ。しかも、スラッシュのシルクハットはシルバーとターコイズがまかれた「超格好いい」仕様に対し、アンクルサムの「シルクハット」はアメリカ国旗。
どこで売っているんだろうか?
そして彼はなぜココまで世界的に有名になったのか?
んでもって、日本では必ずガキの頃に親から教えられる「人を指さしてはいけません」を堂々と国がバックについてやっているのか。日本では「喪黒 福造」くらいしかやっていないし、多分戦争を煽っているのだから「完全にタカ派」。まぁ、どうでもいいんだけどね。世界警察「アメリカ」だから。
そんな「アンクルサム」の様々なバージョンを紹介しているのが、今回紹介する「Uncle Sam Image Gallery」というサイト。
アンクルサムが様々な形で使われ、そしてアンクルサム自体が何かわからない人間はアクセスして「アンクルサムってこのオッサンか」と学び、そして「つか、こいつなんで星条旗の帽子をかぶってんだ」と思うこと間違いなし。
ああ、最後に俺はもう一回書いておく。「アメリカ大好き」。人種問題の壁も、セクシャルに関する壁も、世界警察でありつづける壁も、くそったれな事件が起きて困る壁も、CIAとFBIの微妙な対立、日本がこれら同様の問題を抱えていても、「出来て間もない国家のアメリカ」にはかなわない。
そーんな訳で、「アンクルサム」が好きな方や、「俺、実は日本人だけどアメリカ人なんだよね」などと長野県出身で両親が長野でお見合い結婚しているにもかかわらず「大嘘ぶっこきまくる」ナイスガイの方、「戦争の本当の怖さを知らせないで愛国心というもので戦争の恐怖感を隠す技術の広告」がみたいという方は、こちらのサイトを見てみるとよいかもしれない。
つか、ホント「アメリカ」なんて単語はあまり使われない。ニューヨークに行ったとか、そんな話は聞くが。
追記・・・なんとなく、数年前に紹介した記憶がある。
そういや、スネークマンショーが良いこと言ってたよ、「戦争反対 死ぬのは嫌だ」って。スネークマンショーにしては、かなり「正論」。 |
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